随分盛り上がってしまいました
ちょっと不謹慎ですけどね。新型コロナ肺炎、世界中でパニック状態ですね。日本も、パニック寸前ですけどね。どうなるんでしょうね。
僕はこういうのを予想すると、悲観的なんですけどね。この新型コロナに関しては、僕の悲観的な予想を上回って、悪い方向に行きますね。
この病気の厄介なところは、潜伏期間が長いことです。2週間ではなく、3週間ぐらいありそうです。感染してから、2週間後に症状が出て、でもほとんど風邪なので経過観察で、1週間ぐらいして治らないもんだから、検査しましょう、となります。味覚・嗅覚障害といった特徴的な症状がない場合、もっとかかるかもしれません。病気としての潜伏期間は2週間ですが、確定診断に至るにはもう1週間かかるということで、その1週間は潜伏期間と言ってよいんじゃないでしょうか。少なくとも「疫学」的には潜伏期間でよいと思います。
なので、どんな手段を講じても、その成果は2週間後、3週間後にしか現れてきません。ということは、2~3週間は現状が継続するってことです。もっと言えば、2~3週間後の状態を予測できるというわけです。
今は4月6日ですけどね。感染者数は3000人強。今日にも緊急事態が宣言されそうな雲行き。
今、何らかの強硬策に出てもね、2~3週間は現状のまま。どんどん増え続け、来週には1万人、来週末には2万人になっているでしょうね。
我慢大会
新型コロナに関しては、ワクチンなんかないし、特効薬もない状態です。当面というか今年は、日々の活動を制約し、我慢を重ねることになります。ただ、効果が出るとしても2週間後ですからね。僕たちの我慢をあざ笑うように患者数が増えてゆくのは必至。来週の今頃には、ヒステリックに何でもかんでも自粛していると思われます。
- 学校は休校でしょうね。
- ホテルは野戦病院化するでしょうね。海外では見本市会場が隔離施設になっているようですが、日本の場合は、早々にホテルを隔離施設に転用することが決まりましたからね。軽症者の受け入れは、海外よりも好条件だといいですね。
- 仕事で出勤も制約を受けるでしょうね。事業の維持に必要な最低限度の人員以外は、週1~2日の出勤になるでしょうね。
- 流通は止められませんからね。そこは残るでしょうね。
- タクシーやバスは窓を開けて運行するでしょうね。
- 最近の電車は窓が開かないので、各駅停車のみの運航になるかもしれませんね。停車のたびに空気入れ替えとかね。
- ショッピングセンターは、スーパー部分以外は営業しないかもしれませんね。
- コンビニやドラッグストアは、夜の営業をやめるかもしれませんね。
- 飲食店は、営業停止にすると働く人たちが困るので、営業は続けると思いますが、例えば夜9時以降は営業しない、とかになるでしょうね。
- 普通の雑貨や衣料のお店は営業しないかもしれませんね。
毎日のように利用する店舗は営業できるだろうけど、週末に行くような店舗は大きく制限を受ける、という感じまで達すると思のです。来週末くらいには、そうなると思います。
いつまで我慢するのか?
こんな生活は長く続けられません。せいぜい1か月かな。でもね、潜伏期間を考えると、2週間はこのまま患者数が増加し、その後鈍化するとしても、患者数の増加は3週間くらいは絶対続くことになるよね。うまくいくと減少に転じるけど、潜伏期間が長いのでレスポンスも緩やかだろうから、1週間くらい横ばいかもね。4週間たってようやく減少傾向が確認できるという状態かもね。これは楽観的過ぎるかもしれません。
さて、その状態で、我慢大会を終了できるかというと、たぶんそうではなくて、もう1週間様子を見ましょうとなるでしょうね。あるいは、2週間経って、効果が見えないので、その時に改めて、もう4週間延長しましょう、となるかもしれません。
今から1か月後、緊急事態の終了予定日ですが、患者数は10万人近いはずです。その時、緊急事態を解除できるかというと、たぶんダメでしょうね。医療崩壊していて、大変な混乱状態にあると思うのです。ゴールデンウイークは家にいろ、がスローガンになっていると予言しておきましょう。
だから、最初から緊急事態の終了条件をきっちり作っておくべきだと思います。患者増加数がピーク時の半分になったら解除する、とかね。
政治的なことってのは、始めるより終了する方がずっと難しいってのは、よく知られたことです。
いつ終息するのか?
患者数が1万人だと、重症者は20%の2000人と見積もられます。そして、その2000人は病院のベッドが絶対必要な人たちです。いわゆるICUというヤツです。日本はICUが少ないのです。10万人当たり4ベッドらしいです。その計算だと、4000ベッドとなり、2000人までは何とかなるでしょう。だから、患者数が1万人までは持ちこたえられるでしょう。でもそれ以上は問題です。
先の見積もりによると、来週早々には1万人に達します。そして来週末には2万人です。その時、完全に医療崩壊します。イタリアもニューヨークもICUが足りなくて、死亡者が激増しました。ニューヨークでは1日の死者が600人とかです。患者数じゃないですよ!
イタリアはまだ終息が見えていません。患者数の増加はようやく横ばいくらいです。患者数ではなくて、「患者の増加」ですよ!毎日何千人もの患者が発生しているのです。終息には程遠いです。
ニューヨークは、日本の3週間先を行っているとよく言われています。3週間後にはニューヨークのようになっているわけです。その状態で来週終息なんてことには決してなりません。日本は、ちょっとはマシだと思うのですが、終息なんて口にするのはジョークとしても通じないかもしれません。
夏までには、収まってほしいところです。